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らい「ねぇねぇ！ゆいってば！」
「なに？うるさいよ」
らい「ご飯食べよーよ」
「今、お腹空いてないからいいよ」
らい「僕がお腹すいてるの！」
私たちのママは朝から夜まで仕事
パパは母国の韓国で芸能事務所で仕事をしているから、滅多に帰ってこない
だから、夜ご飯は私が作る事になっている
「じゃあ、自分で作ってよ」
らい「え〜！僕、料理出来ない！」
「だったら静かに待ってて！」
私が怒鳴り散らすとすぐにテーブルに置いていた携帯を持って自分の部屋に逃げていった
私の方が上みたい笑笑
まあ、双子だから歳は変わらないんだけどね
「はぁ、ご飯作ろ〜」
らいが部屋に逃げてから30分くらいして起き上がった
拗ねたらいはとてもめんどくさい
何を言っても、
「聞こえなーい」「僕、いいもん！」って絶対に人の話を聞こうとしない
だから、自分から出てくるのを待つ
ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
手早く親子丼と味噌汁を作った
「いただきます」ﾎﾞｿｯ
1人で食べていると、
ｶﾞﾁｬ
らい「いい匂いする…あ！親子丼だ！」
らいが匂いに釣られて部屋から出てきた
らい「いっただきまーす！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
はぁ、ご飯食べてる時は静かで可愛いのにな…
らい「ね！ゆい！美味しい！これ！」
「うん、美味しいね笑笑」
私がそう言うとﾆｺｯっと笑って食べ進める
「らいー！
明日は学校だよ？ちゃんとお風呂入って明日の準備してよー！」
キッチンに食器を持っていったらいに声を掛ける
らい「うん！わかった！」
絶対分かってない返事だな。後から確認しに行かなきゃ
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作者名：ゆっちぃ | 作成日時：2018年5月5日 22時
