【ト/ラ/ファ/ル/ガー/・ロー】私が自由を求めて出会ったのは死の外科医だった part6

第203話　メッセージカードを書くのは地味に大変 ページ28

シュゥゥゥ………





香ばしいチョコのにおいが、焦げ臭くなっている



A「あっっ、

早く取り出さなきゃ焦げる焦げる!!!!」






あわててオーブンをあけて、中から焼き上がったケーキを取り出す




幸い、周囲を少し焼きすぎただけだった






レニー「あー、まさかこの匂い、焦がしましたね？Aさん？」





そう言って、



呆れた様な顔で調理場に入ってくるレニー。




A「ちょっとね、でも大丈夫。





あとは、ソースをかけるだけだから」




レニー「でも、一人でやってのけるなんて、相当頑張ったんですね……


安心しました」






A「まあ、途中で色々あったんだけどね……///」




昨日のことを思い出して、顔が思わず熱くなる






レニー「まあ、できたならそれでよし、ですよ！




あとは、メッセージカードを忘れないようにしてくださいよ？」





A「そうは言ってもなぁ、


どのタイミングで渡せば良いのか……」





私がボソリとつぶやくと、レニーがすかさず



レニー「それは当然、あなたがプレゼントを渡す時ですよ!!





ちゃんと、自分の想いをつたえなきゃダメですよ！？




用紙がなければ、私がちゃんと協力しますから!!」




と付け足す





A「……うん……。



やってみるよ、恥ずかしいけど……」




私は、祝い事で、


相手にお祝いのメッセージを書いた経験がなかった







うまくいくかどうかはわからないけど、




やってみなきゃ……。



レニー「もう時間もないですし……最終準備にとりかかりますよ!!」

第204話　サプライズは緊張する→←第202話　フラグは折る物ではない

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西 - この方角に福があるはずです

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