【ト/ラ/ファ/ル/ガー/・ロー】私が自由を求めて出会ったのは死の外科医だった part6

第202話　フラグは折る物ではない ページ27

フラグは立てて、折る物である……



それが私の理念だったのですが、

私はそれではダメだと気付きました



という訳で、今度のネタは、フラグを折らない事を約束します


回収するかどうかは別として……

by本吉

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10月6日 夕方


A「いいにおいがするなぁ……」





オーブンの方から漂う、濃厚なチョコの匂いに鼻をふくらませる



ギリギリ、





約束の誕生日パーティーまでには間に合いそうだった




メレンゲを作るのから、



チョコレートを上手く溶かして混ぜるまで、




地獄のような工程だった







でも、こんなにおいしそうな匂いがするんだもの……




作ってよかった……




A「ローは、喜んでくれるかな」





オーブンを見つめて、そっと彼に思いをはせる




今まで、数多くの困難を共に乗り切ってきた





私の命が危うくなった時は、ローはもちろん、





セレンや他の皆が助けてくれた






もちろん、私がレニーを助けることもあったし、



持ちつ持たれつって感じかな





私が、もしあのとき、




研究所の崖から落ちて、

ハートの海賊団の人達に拾われてなかったら……







今回のプレゼントは、ローへの物でもあるし、



同時に皆への物でもある




A「ありがとう……みんな……」




そう言うと同時に、スーッと涙が頬を伝った






言葉にはできない、たくさんの思いが心に湧いてくる




本当に……ありがとう……

第203話　メッセージカードを書くのは地味に大変→←話をぶったぎってｽﾝﾏｾﾝ

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