【ト/ラ/ファ/ル/ガー/・ロー】私が自由を求めて出会ったのは死の外科医だった part4

第120話　口移し ページ25

もうすこしで飲み干せる・・・・




お酒をのんでいるのだ

体が火照り、すこし意識がフワフワした







ベポ「すごい・・・あんなに沢山の酒を一気に・・・・」




ロー「・・・・・・・・・・・・・」






あと一口・・・

そう思って一気に酒をのみこむ









終わった・・・・・・




と、そう思ったのもつかの間、

A「うぅっ・・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」








とたんに咳がこみあげてきた


がぶ飲みした酒が、気管支にあやまって入ったのだ







すごい苦しい・・・



咳はとまる勢いがない






みんなが心配してこちらを見ている


A「ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ・・・・」



目がかすんで景色が涙でよくみえない





水が欲しい・・・・・誰か・・・・水を・・・・









そう思った時、誰かの手が腰に回って抱き寄せられた。







誰・・・？


よくわからないけど、皆の前では恥ずかしい




次の瞬間、私の唇に冷たい何かがあたった





冷たかったけれど、それはとても柔らかい・・・・







氷の様に冷たい感触に包まれる唇は塞がれ、

あまりの驚きに固まっているのに





も関わらず力ずくでこじ開けられた。


その瞬間に流れ込んできた水は冷たく、






あっという間に喉へと通って行った。




とたんに、のどの息苦しさがきえていく


渇きが潤ってくるせいか私は無意識で





彼の舌を自分のと合わし、口付けを深めた。









ようやく腕から解放されて、



相手を確認すると、ローが立っていた







やっぱり・・・・こんなだいたんなことをするのはローくらいだ








ペンギン「まさか・・・・・・

キャプテンがAに口移しで水を飲ませるなんて・・・」

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