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「そういえばAって妖怪の世界に住ん出たんだよね」
『はいそうですよ』
「文字とか言葉とかは人と同じなの？」
『いいえ全く違いますよ』
「Aはどうして人と同じ言葉が使えるの」
『私ども九尾は唯一、人間の世界と妖怪の世界を行来することができるのですよ』
『だからわかるんです』
「そうなんだ」
「今何歳？」
『一様これでも700才くらいですかねぇ』
『人間でいったら15才程度ですよ』
『びっくりしすぎですわよ か、る、まﾆｺｯ』
「///」
「でも人じゃありえないから」
『人は命が短いですもんね』
「妖怪が長いんだよ」
「あっそうだ今日は学校休んだけど
明日は行くから」
『がっこー？
寺子屋のことですか？？』
「うんそーだよ」
『いいですね
私、昔から九尾として扱われているから
お友達というのがいないし学校にもいったことがないんです
近寄りがたいみたいで……』
「………」
『カルマ、今を…学校をたのしんでください』
『勉強がみなとできることを
一人ではなく友がいることを』
「………」
『当たり前とはどれ程幸せなのか
それは当たり前をなくしてからやっと
気づくことができます。
当たり前をもっていない私のようなものたちにとってどれだけうらやましいものかも
自分がなくして気づくのです……』
「……ありがとう
大切なことを教えてくれて」
『いいえ、私こそ
図々しかったですよね。すみません』
カルマ
Aのいったことが頭からはなれない
悲しげな表情がわすれられない
一緒に学校、行けないのかな
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作者名：アクアマリン | 作成日時：2018年3月27日 2時
