大妖九尾と赤とオレンジ (ページ18)

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「A～帰るよ」

『はい』

「学校どうだった？」

『あんなに人に関わったのは初めてです』

「みんな九尾狐でも怖がんなかったでしょ」

『そうですね当たり前のように受け入れてくれて嬉しかったです
まああんなのが担任だったら無理もありませんがね～』

「そだね」

『楽しかったです
こんなの初めてです
カルマに拾われてよかったです』

ﾄﾞｷｯ

カルマ
あぁやっぱり俺、Aが好きだな
たぶんあったときから
九尾狐でもいい
告白しよう
当たって砕けろ
砕けちゃだめだけど

「A好きだ付き合って」

『えっ私、人じゃありませんよ！？』

「それでも！」

『まぁ人と結婚した妖怪の例がありますが』

「それなら付き合ってください」

『カルマ、私は恋愛をしたことがありません
これが人の言う恋という感情なのかが私には、わかりません
お試しという形で付き合ってくださいませ』

ｷﾞｭｯ

『カルマっ！？』

「よかったーー
オッケーもらえて

お試しだけど」

『私もとてもうれしいです』

「じゃあこれからよろしく」

『はいこちらこそよろしくお願いいたします』