Schneehaus 3

＊ ページ17

佐久間side



気のせいかなぁ？


何が、って阿部ちゃん。
なんかね、少しずつ痩せてる気がするの。


けど、目立って体調が悪そうな姿も見ないどころか、笑顔

ご飯もそれなりに食べてるの見てるし…


阿「佐久間ーー？」

　「んーーー？」

阿「どうかした？」

　「え？」

阿「俺のこと見つめてなかった？気のせい？」

　「気のせいじゃない！見てた！
　 でも、なんでもない！」


話してみてもやっぱり、決定打になることはなにもなくて、はぐらかしちゃった


こうやってはぐらかしてしまったことを後悔するのは、もう少し先

どうせ聞いても、大丈夫、って言われる気がするしなぁ、って思っていた


阿「なにか良からぬこと企んでないよね〜？」

　「なにも！そんなことしない！！」

阿「なら、良いけどー、」

　「企んだ方が良い？」

阿「いや、企まなくて良い！
　 大好きなアニメに集中して！」

　「はぁ〜い」


ね？やっぱり普通なんだよ

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