＊ ページ30
深澤side
ランチタイムより早い時間は、お客さんと世間話できるくらいには余裕のある時間
スボンのポケットから伝わる振動は普通の通知よりも長いから着信だって気付く
裏に下がって、画面を見れば、"佐久間"の文字
今日も今日とて、家にいるはずの佐久間が連絡してくるなんてレア中のレア
どうしたんだろ？
"ふっかっ、ふっかっ...っ..."
もしもし、なんて言うよりも先に聞こえる佐久間の声は、いつもの明るくて大きいものじゃない。
震えてて、必死で縋るような、そんな声。
佐久間、どうした？
そう声を掛けたのに、佐久間の声は止まらない。
仕事中だって分かってるけど、でも放っておけないよ…？
「舘さん、佐久間になんかあったっぽくて、」
ふっか、って声が未だに聞こえる電話に、舘さんも、一回帰ってあげてって言ってくれた
館「あ、メッセージ、送ってあげな、」
「うん、分かった、早めに戻るから」
今からすぐ帰る、って既読が付くかの確認はしないけど送って、ダッシュ
もう歳だぁ…って実感しながらも家まで走り切って、玄関を開ける
「佐久間！！」
いつもの佐久間よりも大声で叫んだと思うよ？
でも、姿はそこにあるのに両手を耳に当てた佐久間は振り返らない
＊→←Story8 [Daisuke:sudden deafness]
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 799人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SnowJUMP(プロフ) - いえ！大丈夫です！こちらの確認ミスでした。申し訳ありませんm(_ _)m (2021年11月30日 21時) (
レス) id: ae273b336c (このIDを非表示/違反報告)
Yuri.(プロフ) - SnowJUMPさん» はじめまして。コメントいただきありがとうございます。リクエストについての欄に記載しておりますが、ふっかさんメインのお話はお応えすることができません。私の技量不足で申し訳ありません。 (2021年11月30日 21時) (レス) id: 0cb2b6464c (このIDを非表示/違反報告)
SnowJUMP(プロフ) - 初めまして！リクエスト失礼します。フッカさんで高熱が出た時のお話を書いていただきたいです。よろしくお願いします‼️ (2021年11月30日 19時) (レス) id: ae273b336c (このIDを非表示/違反報告)
Yuri.(プロフ) - ふくまるさん» ふくまるさん、こちらこそリクエストいただきありがとうございました！今後とも作品をよろしくお願いいたします。 (2021年11月30日 11時) (レス) @page50 id: 0cb2b6464c (このIDを非表示/違反報告)
ふくまる - 2つのリクエストに応えていただきありがとうございました！これからも応援しています！ (2021年11月30日 8時) (レス) id: 6495a06292 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yuri. | 作成日時：2021年9月25日 12時
