俺はアーヤの心の友だから。 (ページ4)

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memory３　翼side ページ4

翼side

起きて、部活の朝練行って、アーヤに見とれて、部活行って、塾行って。
家帰って、勉強して、寝て。
当たり前の日々。
でも、久しぶりにＫＺの収集がかかった。
アーヤ、喜ぶだろうなぁ。最近収集かかってないから、尚更。
アーヤは朝早く来るし、誰もいないから朝に言いに行こ。
そう思いながら、家を出る。
教室に入ると、アーヤが自分の席にうつ伏せになっていた。
何かあったのかな？
翼「アーヤ？寝てるの？」
体をゆすっても、起きる気配がない。
俺は体をかがめ、アーヤの顔を見た。
するとビックリしてしまった。
アーヤが…泣いていたから。
なぜ、泣いているの？何か…あったの？
アーヤの袖がまだ湿っているから、ついさっきまで、泣いてたんだ。
俺は、何かあったと思い、ＫＺメンバーにラインした。

ＫＺグループライン
　
翼『ねぇ、アーヤがさ、』
若『アーヤがなんだ？』
上『バカ武、ちゃんと話を聞け。』
若『なにおっ！』
黒『若武、上杉…？(黒笑)』
若上『すみませんっ！』
小『アハハ…。で、美門、アーヤがどうしたの？』
翼『それが…教室で、泣いてたんだ。』
若『え、あのアーヤが？我慢強いアーヤが？』
翼『うん。だって、今ここにいるし。』
黒『そのときの状況を教えてほしいね。』
翼『ん。俺、朝練だから、早く来るんだけど、アーヤがうつ伏せになってたんだ。寝ているのかなって思ったんだけど、裾が濡れていて、泣いていたんだ。』
若『ほう。じゃ、アーヤが来る30分前、カフェテリアに集合な。今後の対策を練る。』
既読５

そのあと、だれも返信はしなかった。
だけど、皆やる気で満ちていたと思う。もちろん、俺も。
ねぇアーヤ。
俺たち、心の友でしょ。
少しは頼ってよ。
待っててね。

俺のお姫様。