海が綺麗 [HS] (ページ23)

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「じゃあおばあちゃん、行ってきまーす！」

高速でご飯を食べて(おばあちゃんはそんな私を心配そうに見てた)(ごめんなさい)
私は身だしなみを整え、玄関の扉に手をかける

『気をつけてね〜』

ニコニコと優しく手を振ってくれたばあちゃんに手を振り返し、扉を開けて走る

はやく会いたい、だなんて
柄にもなく思ってしまうのは

スニョンが特別だからだろうか

「はっ、はぁ……」

暑い。暑いけど、でも…

「(会いたい)」

その思いが私の足を勝手に動かす

だらだらと流れてきた汗を拭い、少し目線をあげると見えてきたあの場所

……に、男の人がいた

「…スニョン？」

私は少し加速して、少しずつ男の人に近づく

…あ、やっぱりスニョンだ

「スニョーーーーーーン！！」

大声でそう彼の名を呼ぶと

SN「Aー！！おはよーー！」

と、可愛らしい笑顔で返事してくれた

あぁ、やばい

私、どんどん彼に惹かれてる気がする