【HQ!!】いつまでも此処に居られると思うなよ

75.狂う悪女も敵わぬ少女 ページ35

白井side


その日は顧問が出張だったから部活が休みだった。


早く帰ろうと体育館の入口の前を通ろうとした時


『アンタうざいのよぉ！さっさと消えてよぉ！』


『え？な、何言ってるんですか…？』


『お前この子を虐めてたんだって？』


『最低だな』


『…ふふっ！騙されたぁ』


この一部始終を見てしまった私は何かが吹っ切れた様な感じがした。


ヤバい。


最高。


笑いが込み上がって来た。


タノシソウ。


この時にはもう狂っていたんだと思う。


私は表面上では明るく優しい女子を演じながら裏では気に入らない女子を次々と嵌めて陥れた。


·


そして2年後。


青葉城西高校に入学した。


次は誰を潰そうかなぁ。


そう考えていた。


生徒1『ねえ見て！バレー部のマネージャーさんめっちゃ可愛くない？』


生徒2『本当だ！憧れるなぁ…』


見つけた。


名前は…河合芹奈さん、ね。


取り敢えず情報収集をした後に様子を見てバレー部に入部した。


それなのに…


貴方を陥れる事は出来なかった。


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

ここで白井ちゃんの過去編は終了です。


いやー、長かった！


まさかこんなに長くなるとは…


本当は2、3話ちゃっちゃと書いて過去編は終わらせる予定だったんですよ。


てか最初は玲香が登場する事自体考えてなかった。


その場の作者の思考で書いてしまいました…


本当にすいません。


さて、次回は夢主のターン！


そして！


早く恋愛編を書きたい！！

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