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廉side
Aさんと弟さんが笑いながら言ってるのを
吉沢くんも同じように笑顔をこぼしたかと思うと
亮「その後、だけど母さんはこの世で失いたくない
それは子供の俺たちより、自分の命より守りたい人だって
何だよ、最終的に俺に惚気言いたかったのかよって
俺も笑って言おうとしたときだよ
父さんさ、泣いてたんだ」
その時を思い出しながら呟いた
吉沢くんからは笑顔が消えていた
A・弟「！？」
そんな発言に2人も驚いた様子だった
亮「俺も初めてみた父さんの涙だった
それで気づいたんだ
父さん、今から言いたくないこと言うんだって」
『言いたくないこと？』
言葉を詰まらせる吉沢くんに俺が問いかけていた
亮「状況が落ち着くまで、家に帰ってこないでくれって」
部外者の俺でも理解出来た
どんなに嫌なことがあっても
どんなに辛い状況でも
結局、実家という無条件で自分を受け入れてくれる
そんな場所を奪うことを息子に言うことが
Aさんたちのお父さんにとって
いや、親という子を持つ人にとって
どれだけ辛いものなのだろうって
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設定タグ：King&Prince , 永瀬廉
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作者名：gmatf | 作成日時：2023年10月2日 21時
