overflowing with kindness#2 (ページ13)

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eat only time ページ13

廉side

　感想も言わんと

　海人と皿をからにすると

　海人「いや、マジ美味しかった」

『ホンマに美味かった』

　A「ありがとうございます。」

　海人「いや、マジ週一で食べたい！
　あっさりでほんと食べやすかった」

　感想を感じたままに伝える海人をよそに

　空になった皿とカウンターに置かれていた花が

　いい感じに写るように写真に撮ってから

『まじで配達頼みたい夜中にw』

　なんて言葉を呟きながら会話に入ると

　A「夜中てw営業もしてなければ
　店に誰もいないですよ」

『じゃあ、食べに来るしかないなぁ』

　A「それでしたら、いつでもお待ちしております！
　ねっ！弓削さん」

　弓削「はい、心からお待ちしております！」

　海人「その時は俺も一緒だからね！」

『わかったわかったてw』

　この半年間、怒涛で

　時間だけ食べて過ごしているように

　時が流れるんがあっという間で

　食事を疎かにしとったんが嘘みたいに

　ここで過ごす時間は

　食事をするのは

　俺の中で少なからず一息つける

　唯一休まる場所のようになっていた

　そんな場所を俺の安易な行動で

　失ってしまうなんて思ってもみなかった

　