八つ目の ハート ページ9
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1軒目も2軒目も古くっさぁい刀しか売ってへん←
あんなんでぼったくられてる海賊がかわいそうやわ。←←
って、うわ、嫌な時に…
「あ!Aちゃん!やっほー!!」
誰だっけ、あの、船長さんの横にいた…
「こらシャチ!急に大声出すからAちゃん困ってるだろ〜?」
あ、そうだ、シャチだ。
『大丈夫だよ、ありがとう。』
((なんて優しい子っ!!))
「ところで何してるの?」
『あ〜、刀を買いに来たの』
しまった。
「え!うち来る気になったの!?」
「やっと女の子だぁぁぁあ…」
『船長さんには内緒でお願いっ!!!』
「俺は黙っとくけど…なぁ、シャチ?」
「お、俺もキャプテンには言わねーよ?」
『ん?どしたの?』
「いやー、何でもないけど、ほら、な?」
あーわかった。いるんやろ、見ないよ私は。絶対に振り向かない。
数秒の沈黙を破ったのは、後ろにいた当の本人だった。
「入ることにしたのか?」
もー、無視出来ひんやん←
『ま、まぁ、恐縮ながら…へへ…』
「そうか、刀を探してるなら、もう少し先にいい店があったぞ」
『船長さんも刀を?』
「買ってはないが、見てただけだ」
『あ〜、へ〜…』
あれ、歩き出しちゃったけど、ついて行ったらいいの?
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作者名:ぱある | 作成日時:2017年11月19日 23時