ポートマフィアの幹部さんは中学生になります【暗殺教室】【文豪ストレイドッグス】

二十八話*反省 ページ30

「何だよ円地の奴、急に怒りやがって」

前原君は教室にある椅子に座った

「まぁ……円地の云う事も正しいけどさ」

杉野はそう云って僕を見た

「確かに円地さんが云ってた事正しいよね」

けど、僕らの事を「屑」と形容していた

円地さんは僕らの事が嫌いなんじゃ……

「大丈夫？ 顔色悪いよ？」

茅野は僕の顔を覗き込み、気遣ってくれた

皆の表情は暗い

円地さんの云うように僕らは確かに地球を救うチャンスを無下にしてしまった

悪いのは僕らだ

「けど彼処まで云わなくてもよくない！？」

中村さんは不満そうに愚痴を溢した

「……円地も云い過ぎだが手前らも十分悪いだろ」

中原君は皆に聞こえるような大きな声でそう云った

「俺の方から円地には云っとく
円地も確かに云い過ぎた
だか手前らも一応反省しとけよ」

中原君は鞄を掴み、教室から出ていってしまった

「あの二人の関係本当に何なの……？」

その片岡さんの呟きは皆が思っている事と全く一緒だった

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