検索窓
今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:173,469 hit

二十六話*作戦 ページ28

「動きが鈍いですね。中原さんが触手を切ったからでしょうか?」

「嗚呼、多分な」

千代には情報収集を頼まれた、それを元に暗殺計画を立ててくれるらしい

つまり私はこの出来事をしっかりと見届ける義務がある

まぁこんな戦い詰まらないけど

「皆大丈夫? 怪我は?」

皆は殺せんせーのお陰か怪我も無く、其処ら辺にいた

否、殺せんせーに救助されたんだ

「大丈夫、殺せんせーが助けてくれたから。それよりも彼奴らは……」

皆は不安そうに殺せんせーとイトナを見た

「……中原君が触手を切ったから大丈夫よ」

「本当!? 中原凄ぇな!」

こんな状況にも関わらず皆は驚きと感嘆の表情で中原さんを見ていた

「あんな雑魚余裕だろ」

中原さんは対して嬉しくも無さそうにそっぽを向いた

「へぇー、なら中原も協力してよ」

赤羽と寺坂が来た、寺坂は相変わらず表情が暗い

「赤羽、殺せんせーを助けるつもり?
彼奴らに殺してもらった方がいいでしょ?」

「けど……俺達が殺したいんだよ」

磯貝の唐突な言葉

……はぁ?

「彼奴らに横取りされたくないんだ!」

いや、意味分かんない

「赤羽、作戦は?」

呆れる私を余所に皆は赤羽に作戦を聞いていた

「中原さん、こいつらって阿呆ですか? 殺したくなりました」

「止めとけ、任務が出来なくなる」

自分達で殺したい?

我が儘過ぎて吐き気がする

地球の未来よりも自分達の欲求を叶えようとする

醜いし汚らわしい

嗚呼、本当に厭になる

その間、私は赤羽の作戦内容をずっと聞き流していた

二十七話*説教→←二十五話*非常事態



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
187人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

織姫 - medaemonさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2017年2月13日 18時) (レス) id: 0e1e5b3740 (このIDを非表示/違反報告)
medaemon - いつも面白く読ましてもらってます(^−^)更新待ってます! (2017年2月13日 11時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - tenko0306さん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2017年2月12日 12時) (レス) id: 0e1e5b3740 (このIDを非表示/違反報告)
tenko0306(プロフ) - この作品とっても面白いです!更新待ってます! (2017年2月12日 12時) (レス) id: 9875f5ca27 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天原依愛 | 作成日時:2017年1月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。