鬼になったよ。�� ページ11
煉獄杏寿郎
｢…せめて一夜だけでも、2人で過ごしたかったな…。今までありがとう。A｣
優しく、優しく、貴方の頬を愛おしげに撫でれます。
涙でぐちゃぐちゃになった貴方にそっと口付けを交わしながら、一思いに斬ります。
貴方が消えるまでの間はずっと手を握り、
ありがとう、ごめん。とずっと繰り返します。
貴方が完全に消えれば、その場に崩れ落ち、何かが途切れたように大粒の涙を雨のように振らせます。
宇髄天元
｢…あー。そうか、はっ…。俺がそばに居てやれば、良かったのにな。｣
貴方を一人にしたから、鬼になってしまった。
自分がそばに入れば防げた事なのかもしれないのに。
ごめんな、愛してる耳元でそう呟かれたのと同時に意識が途切れます｡
その場に倒れ込む貴方を見て、咄嗟に手が出ようとしますが、その手を引っ込めます。そして酷く苦痛に歪んだ表情をします。
幸せにしてあげたかったのに。何で…。
不死川実弥
｢ずっと言わなかったがなァ、俺はお前のことはなんとも思ってやしねえんだよ。…何か言いたそうだな、残念だが鬼に発言権はねえよ。｣
貴方を軽蔑するような目で見ます。
絶望している貴方をよそに斬りかかります。
意識が途切れてゆく中、あまりの事態に困惑しながらも、『ごめんね』と最後に言い残す貴方。
｢クソッ…！！！なんで、何でなんだよ……ッ｣
どうせ貴方を殺すなら、嫌われて、自分を憎みながら逝けばいいと思った彼。
それなのに最後まで優しいあなた。
愛していたからこその決断だったのに。
せめて自分を憎めばよかったのに。
伊黒小芭内
｢何でだ…まだ、まだ伝えられてないのだ。お前に、Aにッ！！！｣
自分の気持ちを素直に伝えてないのに、
こんなことになってしまうなんて。
地面に涙の跡をつけながら、そう叫ぶ彼。
『知ってるよ。分かってる。』
そう優しく言えば、
｢愛してる、愛している…A。大好きだ。誰よりもッ！！！｣
そういい刀を抜く彼の手は震えていて。
……貴方が消えたそのあとは、スっと立ち上がったかと思うと、その場にと倒れ込み、力なく泣きます。
続きます
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710HIMENO(プロフ) - めっちゃ面白いです！ところでメイド服を着たよ。の場面、煉獄さんが入ってませんよ〜！💦入れて欲しいです！ (2021年12月18日 0時) (
レス) @page17 id: f159564b05 (このIDを非表示/違反報告)
酸素魚(プロフ) - 輝夜さん» 返信最高に遅くなってすみません！別垢からコメント致しますね。その作品は少し力を入れて書いたのでそのように評価して下さり、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年6月12日 23時) (レス) id: 8fd79bde76 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜 - 鬼になったよが、凄い心臓苦しいです｡でも、凄い!! (2020年5月6日 16時) (レス) id: 99df2104cb (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 酸素魚さん» 逃げられないぞ、酸素魚。 (2020年2月13日 18時) (レス) id: ad97ba14de (このIDを非表示/違反報告)
酸素魚 - 桜吹雪さん» あ、え？え？(焦り) (2020年2月13日 18時) (レス) id: 8fd79bde76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸素風味のさかな | 作成日時：2019年12月2日 20時
