【ヒロアカ】毒になって復讐を (ページ4)

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2話ページ4

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更衣室で着替えをする。

渡された体操服は特殊な素材でできているのか体にぴったりとフィットした。

着心地も良い。

唯一物申したいことといえば…

『皆さん、そんなに見つめてどうかしましたか？』

女子生徒からの目線だ。

微笑みながら問うと茶色い髪をした可愛らしい子が声を出した。

｢もし気分悪くしちゃったら申し訳ないんやけど…本っ当に可愛い…ていうか美しいなって思って…｣

おずおずと私の反応を気にしながら告げる茶髪。
私はそんな彼女に近づいた。

そして彼女のもちもちとした頬を両手で包み込む。

『ありがとう。直接言ってくれるなんて嬉しいわ。
それに貴方とても可愛いわ。名前はなんて言うの？』

｢う、麗日お茶子…です｣

『可愛い名前ね。それと敬語なんてやめてちょうだい。麗日ちゃんだけじゃなくて…皆さんもね』

私たちの会話を固唾を飲んで見ていた他の生徒達はやけに改まった顔でこちらを見つめていた。

ふと麗日ちゃんに視線を向けると、顔を真っ赤にして緑頭と同じようにショートしていた。

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｢｢個性把握テストォ！？｣｣

渡された体操服を着てグラウンドに出るや否や告げられたのは個性把握テストというものだった。

｢入学式は？！ガイダンスは！？｣

｢ヒーローなるならそんな悠長な行事に出る時間ないよ｣

担任の相澤はそう言うが、いくらヒーロー志望だからといって入学式すらないのは異常だろう。

周りを見渡すと、疑いの目や驚きの目。呆れの目や簡単の目など様々だった。

｢雄英は"自由"な校風が売り文句。
そしてそれは"先生側"も然り。｣

周りの頭にはハテナマークが浮いていた。

｢中学の頃からやってただろ？"個性＂禁止の体力テスト｣

相澤はざっと生徒全員を眺めた後、爆豪という名前の生徒を呼んだ。

｢爆豪。中学の時のソフトボール投げ何mだった｣

｢…67m｣

｢それじゃあ個性使ってやってみろ｣

相澤は今までの教師とは全く別の言葉を言い放った。
個性あり…？

嫌な予感が全身を巡った。

｢んじゃまぁ……｣

____死ねぇ！！！！！！

ボールが飛ぶと同時に爆風がくる。
なんとか転ばないように耐える。

｢…まず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段｣

相澤は手持ちのパネルをこちらに見せつけた。

そこに書かれていたのは…

____705.2m

いくらなんでも飛びすぎだろ…。