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その日は冷たいリビングのローリングで寝た
目をつぶる。直ぐに眠りにつけたようで意識が飛んだ
その瞬間目の前にぱっと現れたあの日の光景
死体安置所に置かれた3人の遺体
弟の前に座り込んで泣き叫んでいる光景
どれだけ願っても、どれだけ罪悪感や寂しさに囚われても何も戻ってくることは無い
ただ残されたのは憎しみ
目の前の光景を見るだけで胸がいたんで首が締まるように息がしずらい
だから、家族のために僕は、死ぬんだ
この苦しみをあいつらにも味わってもらいたい
どんな手を使ってでも
家族もいない、大切な人すらいない
傘の内側には僕しかいない。だから、いくらでも嘘はつける
自分を偽れ
相手が望むそんな人間になれ
僕ならできる
やらなきゃ死ぬ
その時遠くから声が聞こえているようだった
「___ろ_!」
僕を呼んでいるようだった
僕はそれに気づき夢の中で目を閉じる
すると、太陽の光が目に入ってきてゆっくり目を開けると涼介がいた
涼介「大丈夫か!?」
必死な顔で僕に聞いてくる
『な、なにが、?』
起きたばっかりで何も情報がない
山田「苦しそうだった。顔をゆがめてた」
『変な夢でも見てたんじゃない?』
山田「それならいいんだけど体調は悪くないか?」
『大丈夫だよ。』
それから涼介の家で朝ごはんを食べ家具を持ってきてくれる業者を待つ
昼前にはテレビや家具などが全て届き組み立てるのを業者にしてもらった
面倒くさすぎるって、思ったからさ
作ってもらうと場所の指示をして2、3時間で終わってしまった
『ありがとうございました』
そして、、今日はいよいよ記者会見だ
山田「緊張してる?」
なんて、車を運転しながら聞く涼介
『全然。楽しみだよ』
と言いつつ震える手を隠す
記者会見をしてしまったら世に公開される
それからは、決して後には引けない
失敗してはならない
その緊張感が僕を押し潰そうとしていた
気持ちが重い
でも、家族のためなんだ、僕がやらなきゃ誰がやる
ひとりぼっちでもいい、感情なんてなくてもいい、仲間なんていらないから
家族のために死ねるよう応援してください
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。たなかすい(プロフ) - 最高すぎて涙が止まりません!!!助けてくだせえ!!最高です! (2020年3月4日 23時) (レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
もかぴ - コメント失礼します!もし…もし宜しければ、男主の苗字や名前を読者自身が設定できるようにしてくださいませんか?大分量があるので、無理は承知ですが、是非ご検討ください!! (2020年2月17日 11時) (レス) id: 784391d1b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪だるま | 作成日時:2019年12月25日 0時