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いつも通りだったはずなのに
一瞬にして大切なものは奪われた
気づいた時にはもう、遅かった
事件が起こる数時間前
母「早くしてよ！！」
母さんが声を上げながら僕の部屋に向かってくる
ガチャと音がなり母さんの心配そうな顔が目に入る
母「こんな時に風邪ひくなんて、あんた、、ほんとバカだね」
『しょーがないだろ、引いたもんは仕方ない、ゴホッゴホッ』
今日は僕と弟と母さんと父さんで遊園地へ出かける予定だった
しかし、急に朝から熱が出て起き上がれない僕は家で留守番することになった
『だりー、』
母「ちゃんと寝てるんだよ。」
その時だった母さんの足元からすり抜け僕のベットに走って近寄ってくる男の子
僕の大切な弟の凌汰だ
弟「にぃに、大丈夫、？」
『ごめんな、一緒に行ってあげられなくて』
そう言って頭に手を乗せる
それが嬉しかったのか目を細めニコッと笑う
弟「にぃにのお土産買ってくる！！」
『おう。楽しみにしてるよ』
そう言って抱きしめてあげればさらに喜ぶ
自慢の弟だ
母「そろそろ行くわよ凌汰」
弟「はーい。行ってきます！」
元気よく手を挙げて部屋を出ていった2人
こんな毎日に幸せを感じていた
父さんは少し堅物だけど、
母さんは包容力があってしっかりしてて
凌汰は人を思いやれるいい子
ほんとに家族がだいすき………だった、
朝から出かけたみんなは夕方には帰ってくると言っていた
しかし、6時になっても7時になってもなかなか帰ってこず外食にでも行ったのかなと考えていた
その時だった
家の固定電話が鳴り響いた
ふらつく体を無理に起こしリビングへと急ぐ
表記に書かれていた名前は母さんからだった
どーせ洗い物をしとけかなんかだろうと思いながらも手を伸ばし耳に当てる
『もしもし？母さん？』
いつもの口調で語りかける
しかし、返ってきた言葉はよ予想もしない言葉だった
「九州総合医療センターです。
春坂さんのお電話でお間違いないでしょうか」
『は、はい、』
「単刀直入にいいますと
ご家族が事故にあい、こちらの病院へと緊急搬送されました」
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。たなかすい(プロフ) - 最高すぎて涙が止まりません！！！助けてくだせえ！！最高です！ (2020年3月4日 23時) (
レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
もかぴ - コメント失礼します！もし…もし宜しければ、男主の苗字や名前を読者自身が設定できるようにしてくださいませんか？大分量があるので、無理は承知ですが、是非ご検討ください！！ (2020年2月17日 11時) (レス) id: 784391d1b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪だるま | 作成日時：2019年12月25日 0時
