薬草採りの段 ページ4
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猪が木にぶつかり一安心...なんてことはなく
猪がぶつかった木には蜂の巣があったみたいで蜂に追いかけられ
『もう!何が幸運な日よ!!』
「今日も不運だぁ...!」
蜂から逃げてる時に渡った橋は壊れ川に落ち
『どうしてこんな時に壊れるのよッ!!』
「不運だぁ...」
川に落ちた私と伊作の薬草は川に流れ
『乱太郎は大丈夫?!』
「せ、先輩のおかげで大丈夫です、!」
「不運『もうだまらっしゃい!!』」
その後もいろんな不運に見舞われて忍術学園につく頃にはヘトヘトに
『やっと、ついた...』
「三人ともおかえり...ってどうしたの?!」
『いつもの伊作の不運ですよ...』
ずっと抱えていた乱太郎を下ろし乱太郎は先に部屋へ帰して伊作と二人で医務室に入る
伊作は下を向いて落ち込んでいる
『まぁ、私と伊作の薬草は流されたけど乱太郎のは無事だから良かったじゃない』
そう、猪が来たときに乱太郎を抱えてから不運が立て続けにおき、下ろそうにも下ろすことができなかったので乱太郎は私がずっと抱えていたのだ
『折角採った薬草が流されたのは残念だけど不運が起こるだけ起こって収穫なし、っていう最悪な自体は逃れたしね?
しかも不運が起きたけど袴が濡れたぐらいで怪我はしなかったでしょ。怪我に薬草を使って採ってきた分なくなった、なんてこともないんだから』
『元気出しなさいよ』
なによ、もしかして伊作私のこと不運に巻き込んで申し訳ないととか思ってるの?
はぁ〜もう。
「いでっ」
『あんたの不運に巻き込まれるなんて昔からよくあることでしょ、なにを申し訳ないとか思ってるのよ』
デコピンしてやればキョトンとした顔をした
「A、!」
『さて濡れちゃったしお風呂に入ってこようかしら』
「うわぁ〜ん!!ありが、グヘッ」
お風呂に向かおうと医務室の襖に手をかければ伊作は近くにあった包帯を踏み滑って転んだ
伊作って本当、不運ね。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 面白かったです (2023年2月11日 22時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いんたちょさん | 作成日時:2022年11月3日 11時