第12話:闇と影 ページ14
A「私、やっぱり駄目なのかなぁ…」
それが普通だ。ちょっとお嬢様なだけで、お金が無くなったら一般人と変わらない自分。そんな自分に突然魔導が…なんて馬鹿な話があるわけない。というか、こんな出来事普通じゃありえないし、これは夢なんじゃないか。
Aはそう思い始めていた。きっとこのままベッドで寝てしまったら、次に目が覚めるといつもの日常に戻ってしまう。そんな気がした。
ドンドンと、少し強めのノックの音がした。
シェゾ「入るぞ。」
A「いいよ…」
シェゾ「……疲れてるのか。」
A「さあ…」
シェゾ「本当にどうしたんだ。元気の無いお前なんて、茶葉を使っていない紅茶だ！」
A「それってただの水。」
シェゾ「ぐっ…とにかく、そんな暗い顔をするな！なんなら、俺と勝負するか？」
A「でも、レムレスは駄目って！」
シェゾ「あんなやつの言うことは気にするな。闇は光より強い。」
A「え？でも、光がないと影はできないよ。」
シェゾ「闇と影は違う。影は闇だが闇は影ではない。」
A「……は？」
シェゾ「光が無ければそこに広がるのは闇…しかし！光があるなら必ず闇がある！そう！『影』という名の闇が！」
A「う〜ん…分かった気がしなくもないけど、だからって闇が強いってことになるのかな？」
シェゾ「なるさ！だから俺と……するぞ！」
A「俺と『勝負』するぞ、でしょ。」
シェゾ「し、しまった！また！」
A「あはは、なんか元気出てきたよ、ありがと。」
シェゾ「そうか、良かった。」
A「それより、シェゾのほうがふらついてない？」
シェゾ「ああ…魔力が残り少ないからだな。大丈夫だ、何か食べればすぐに…」
レムレス「お腹が空いたらあま〜いお菓子を…」
シェゾ「うわああああああああああ！！どこから出てきた！」
レムレス「え？気づいてなかったのかい？」
A「シェゾと一緒に入ってきたけど。」
レムレス「そうだよ。闇のほうが強いとか言ってたよね。ぷよ勝負しようか！」
シェゾ「い、いいだろう！手加減はしないからな！」
レムレス「僕だってしないよ。さあ、いくよ！」
勿論、シェゾはかなり弱りきっていたのでレムレスの圧勝だった。
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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ピ使い(プロフ) - 魔導師二人からのお知らせで笑ってしまいました。 (2017年8月6日 18時) (
レス) id: 8b4e1a0461 (このIDを非表示/違反報告)
アリス〜まどか…シェゾ好きですよ？(プロフ) - お菓子詰め合わせさん» おぉ！楽しみにします！わざわざお返事くださってありがとです。 (2017年2月19日 14時) (レス) id: 9b9def698d (このIDを非表示/違反報告)
お菓子詰め合わせ - アリス〜まどか…シェゾ好きですよ？さん→シェゾさんとくっつくか、レムレスさんとくっつくか、それとも…というところは決めてあります。楽しみに待っていてください！ (2017年2月19日 8時) (レス) id: 27c71a86c1 (このIDを非表示/違反報告)
アリス〜まどか…シェゾ好きですよ？(プロフ) - とりあえずシェゾとくっついてみたら面白そうなんてね（笑）またコメントしてすみませんm(__)m (2017年2月18日 23時) (レス) id: 9b9def698d (このIDを非表示/違反報告)
アリス〜まどか…シェゾ好きですよ？(プロフ) - 面白い……です。（ですをつけ忘れそうになったなんてことはない）シェゾ好きなので出てきた瞬間にやけてました（笑）頑張ってくださいね (2017年2月18日 20時) (レス) id: 9b9def698d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お菓子詰め合わせ | 作成日時：2017年2月16日 22時
