7話 ページ8
Aside
エマ「やだ」
『え』
レイ「は?」
レイの最善の案は呆気なく却下されてしまった
『フフっ…エマらしいわね』
エマ「コニーで終わりにしたいの、もう誰もあんな姿にしたくない、ないならつくろうよ外に…人間の生きる場所、変えようよ世界」
『レイ、こうなるとエマは折れないわよ』
レイ「A姉……」
エマ「だからレイが折れてゴチャゴチャ言わずに力貸して!!」
そう言って駄々をこね始めるエマと保護者、もといノーマンを連れ出すレイ
私は脱獄ができないかもな……ママ候補だし何より体が弱くて体力がない
だから
もし私が無理そうなら…
『私を置いて行きなさい……』ボソッ
エマ「ん?なんか言った?」
その問いに私はニコッと笑い答える
『図書室へ行ってみなさい、何かわかるわよ』
図書室なら彼の本があるはず…私はあまり口出しできない……本当は全部教えたいけど教えたらママに勘づかれる
ごめんね…
そう思いながら私は布団の中に入れていたウィリアム・ミネルヴァの本を奥へとしまった
3日後
イザベラ「あら、体調は大丈夫?」
『うん、大丈夫だけど…エマ達は?』
イザベラ「お手伝いよ、でももう大丈夫…お手伝いは今日までだから」
『…そう』
フィル「お姉ちゃん遊ぼ〜」
シェリー「遊ぼ〜」
なんだか嫌な予感がする……確かエマたちは空き部屋の掃除をしてるって聞いた...まさか新しい人?嫌、そんなことは無いはず
だって、前例がない
フィル「早く遊ぼ〜」
『あ、うん!今行くね』
フィルの声ではっとした私はもやもやを胸にしまったままその日を後にした
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作者名:空白ニダ | 作成日時:2023年4月2日 22時