49話 ページ50
Aside
食事をとった後は資料室で見つけた本を広げ今後のことの話し合いを始める。フィル達をどう救うか、人間の世界へどう逃げるか
アンナ「資料室にはどんな資料が？」
『全部に目は通さなかったけど本当に色々よ、各農園の大別と大まかな場所』
トーマ「どういうことだ？」
レイ「つまりどこにどんな農園があるとか農園ごとの管理マークとか」
ナット「マーク…あ！」
レイ「そう、昨日俺達オッサンにソッコーで身バレしたろ」
『番号は私達のような高級農園が、量産農園は図案が決まった位置に刻印されてるみたい』
ギルダ「つまり私達はどこにどんな印を持つかでどの農園出身か判る相手には判ってしまうってわけね」
エマ「うん、多分…少なくとも知能のある鬼とかはすぐに」
『他にも約束とか人間世界とか鬼の集落の位置とか…ザックリだけど』
エマ「あと小説とか絵本なんかの普通の本もあったし鬼について書いてありそうな本も見つけたけど……」
アンナ「けど？」
『どれも古いの、本はどれも2015年以前のもので古いやつでは古文書レベルの本なの』
そう言うとホコリだらけの本を読もうとするトーマとラニオン
ラニオン「なぁ、よくわかんねぇんだけど」
トーマ「つまり古い情報しか手に入らないってこと？」
ドン「ん？いや待てちげぇよ、昨日オッサンは俺たちのこと知ってただろ」
レイ「ドン正解、外の様子をリアルタイムで知る方法もある。恐らくあのオッサンとあったモニターがある部屋」
でも世界を渡る方法についてはさっぱり分からない、そこでギルダ達にも昨日見つけた手紙を渡す
ギルダ「…この、手紙のその先とか安住の先って人間の世界？」
『恐らくね』
ドン「A08-63にミネルヴァさんがいるってこと？」
『それは分からない、この手紙が何年前のなのかも分からないから』
レイ「でも一通り資料室の資料に目を通したら…俺とエマ、そしてA姉でそこへ行ってみようと思う」
よかった私も入れてくれた。そう安堵するがギルダ達は私達は行かないのと疑問に思っている。ギルダたちはあの部屋を見ていないからね
『ドンとギルダはここであの子達を見てて欲しいの、これは全員で動くべきじゃない』
アンナ「！密猟者のことね」
ドン「…密猟者？」
_____________
微妙なタイミングですがこのまま移行します〜
続く (更新停止中)
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作者名：空白ニダ | 作成日時：2023年4月2日 22時
