ウシジマくんの奥さん2【闇金ウシジマくん】

＊ お嬢視点 ページ3

坂本の家に行くと坂本が運び出されるところだった。


私はすかさず担架に乗せられた坂本に近寄った。


お嬢「坂本さん！何で…何でこんな事に…！」


その場で泣き崩れる。


野次馬の視線が私に向けられる。


担架を持っている人が早くどけと言わんばかりに見てくる。


すると、千秋ちゃんが駆け寄ってきて私を担架から引き離した。


引き離されても泣く私を千秋ちゃんはハンカチを貸してくれた。


それを受け取って顔を覆った。


それから、いろいろと警察に聞かれ警察が出ていくと私と千秋ちゃんだけが部屋に残った。


千秋「お嬢…大丈夫ですか？」


お嬢「はい、全然大丈夫ですよ。」


ニッコリ笑うと千秋ちゃんは鳩が豆鉄砲くらったような顔をした。


千秋「え、今まで泣いてたのに…。」


お嬢「あれは演技ですよ、我ながら迫真の演技でした。」


千秋ちゃんの顔がだんだん曇っていった。

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