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｢動くなよ...そのままゆっくり振り返れ｣
Aは怯えながらゆっくりと振り返った。
声の主の姿は暗闇にくらんで見えない。
Aはびくびくしながらも目に力を込めた。
｢...おい...お前は...｣
拳銃を構えた腕が少し下がった。
｢...名前を言え｣
Aは少し声を震わせて言った。
『...A...A・ローズ...』
｢っ？！...Aだと...！｣
そう名乗ると男は完全に拳銃を下ろして
前に出て暗闇から姿を現した。
男の姿にAは目を見開いた。
『...あ、あなた...もしかして...』
｢...俺は、ヘクター...バルボッサだ...｣
その言葉を聞いてAは両手を口に当てて
涙を流した。
『う、嘘...だってヘクターは死んで...』
バ｢ああ、俺は確かに一度死んだ。だが
生き返ったのだ｣
バルボッサは一歩一歩Aに近づくと
まだ信じられないという顔で後ずさるAを
抱きしめた。
『ヘ、クター...？本当に...ヘクターなの...？』
バ｢ああ、俺だ｣
バルボッサはそう言って強引にAの唇を奪った。
『ん...っ』
ドサッと力の抜けたAをバルボッサは机の上に
押し倒した。
『ん...ふ、...』
バルボッサのキスは激しくなる一方。
Aは必死に応えながら、身体の深くに眠っていた
感覚が蘇る。
キスの感触。耳元の吐息。肌の温もり。
その全てに目の前の男がヘクターバルボッサだと
知らされる。
『...本当に...ヘクターなんだ』
Aはバルボッサの頬に手を添えて微笑んだ。
そしてまた2人の影が重なった。
『ん...』
目を覚ますと、真っ白なシーツの中。
隣には、愛しい人が。
『...夢じゃなかった...』
あれから2人は何度も繋がった。会えなかった
時間を埋めるように。
Aが今更恥ずかしくなっていると
ぽんっと布団の上に茶色い影が。
『...あなたは昨日の...』
それは昨日の猿だった。
猿はキキッとAにネックレスを差し出した。
そっと手を出してネックレスを受け取る。
Aは、ありがとうと微笑んで猿にキスをした。
バ｢ジャックにキスをするとは黙って見て
おけんな｣
『ヘ、ヘクター？！...え、ジャック？』
ジャックと言われてAはジャックスパロウを
思い浮かべた。
バ｢こいつの名だ｣
バルボッサの視線は猿を指していた。
『あなた、ヘクターのペットだったの』
Aは肩に乗った猿ージャックの頭を
優しく撫でた。
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ポチ - 初めまして。リクエスト今大丈夫でしょうか？ (2018年9月6日 10時) (
レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あやさん» パイレーツの曲は頭に残ってとてもいい曲ですよね！ありがとうございます！ (2017年8月30日 22時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あや - めっちゃ面白いです戦うとき自然と曲が流れます (2017年8月26日 5時) (レス) id: 8de3a34ee9 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あゆさん» いいですね！ドキドキしちゃいますね！リクありがとうございます！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - リクエスト失礼します！夢主が１日ジャックのメイドになるって言うのはどうでしょうか？ (2017年8月7日 20時) (レス) id: d87457d5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモーン | 作成日時：2017年7月16日 2時
