6.浮気？！ ページ25
海が穏やかなある日。
パール号は北の小さな島にとまっていた。
ギ｢いいか！遅れたやつは置いてくからな！｣
ギブスは船から降りる乗組員達にそう忠告して
見送った。
『ジャック、せっかくだし一緒にお酒でも...』
しかしジャックは慌ててAに手を振った。
ジ｢悪いなA！ちょっと用事があってな！｣
スタタタタと船から下りてジャックは見えなく
なってしまった。
『...まぁしょうがないか』
ああ見えてジャックもキャプテンだから。
と仕方なくAは1人で酒場まで足を運んだ。
｢そこのお嬢ちゃん、どうだい一緒に｣
｢君みたいな美しい女性は初めてだよ｣
『ありがとうありがとう。こう見えて男なの』
Aはむちゃくちゃな嘘をついてスルリと
ナンパをかわす。
そして目的の酒場が見えてきたその時、
一瞬、見た事ある人影がちらりと見えた。
『...ジャック？』
こっそり近づくとそれは紛れもない
ジャックスパロウの背中だった。
ジャックは誰かに何かを話している。
ただその相手が壁とかぶってよく見えない。
Aは相手を見るためにもっと近づいた。
『...女...？！』
ジャックの前にいたのは谷間の強調されたハデな
ドレスを着た美しい女性だった。
様子を見る限りではどんな関係かは分からない。
Aはどうしようか迷ったか、盗み聞きは
よくないと思いその場を離れた。
背を向けた時、なぜか嫌な予感がして、
もう一度恐る恐る振り返ってみると
ジャックとその女性がキスをしていた。
Aは叫ぶよりも前にその場を駆け足で去った。
ハァハァと息を荒くして壁に片手をつく。
『...っ、ありえない...あの男...！』
Aは眉間にシワを寄せて一発壁を殴って
どんどんと酒場に入った。
｢おい、壁にヒビが入ってるぞ｣
｢馬車でもぶつかったんじゃないのか？｣
『この金貨で貰える分だけ下さい。...ロックで』
ザバーと胸ポケットから数十枚の金貨を
カウンターに置き、睨みをきかせながら言った。
出て来たボトルは12本。
他の客はその本数にざわついていたがAは
涼しい顔でどんどんボトルを開けていった。
しかしパール号の乗組員なら誰もが知っている
事で、Aは極端に酒に弱い。
一口飲んだだけでもフラフラなのに、
今回は12本。しかもロックだ。どうなるか
分かったもんじゃない。
しかし頭に血が登っているAは
何も考えずただひたすら飲むだけだった。
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ポチ - 初めまして。リクエスト今大丈夫でしょうか？ (2018年9月6日 10時) (
レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あやさん» パイレーツの曲は頭に残ってとてもいい曲ですよね！ありがとうございます！ (2017年8月30日 22時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あや - めっちゃ面白いです戦うとき自然と曲が流れます (2017年8月26日 5時) (レス) id: 8de3a34ee9 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あゆさん» いいですね！ドキドキしちゃいますね！リクありがとうございます！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - リクエスト失礼します！夢主が１日ジャックのメイドになるって言うのはどうでしょうか？ (2017年8月7日 20時) (レス) id: d87457d5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモーン | 作成日時：2017年7月16日 2時
