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未成年のくせに嗜む程度の酒を飲んで
コートを着たら身体がホカホカだった。




タクシーの窓を少し開けて風に当たると気持ちが良くて




『あ、そこの公園でお願いします』





本当にいい兄貴達に恵まれて俺は幸せ者だった。




この大切な人たちを裏切りたくないと思った。









でもこの時の俺は





Aが好きだと言っていたキンモクセイの香りに気づくことも




公園の木が紅葉していたことも




すでに落ち葉となり踏まれていたことにも気づかなかったように、









Aの手紙の存在を忘れてしまっていた。








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陽子(プロフ) - おはなし、すごくおもしろいです。この作品のその後も楽しみだし、これから他の作品が生み出されることも楽しみです。私はとてもなあさんのお言葉好きです！ (2018年10月6日 2時) (レス) id: 2f698f933a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：naa | 作成日時：2018年10月2日 18時

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