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それからすぐに高木さんに報告して、
社長に直談判にいった。
それからは交渉の日々だったっけ。
受付と営業部で取り合い。
A「ねーさっきから何考えてるの？」
大貴「シーーーーー！！しーしーしーしー！
ちょっとシーーーー。
今Aと出会った時のこと思い出してたんだわ」
A「だから教えてってば。」
大貴「んーー。ちょっと シーーーーね。今マッチさんに交渉してるところだから。」
もうー！と言いながら相変わらず俺の膝に座って向き合ってる。
と思ったらガバっと正面から抱きついてきて
俺の右肩に頬を乗せて横を向いてアイスを食べている
大貴「こら、ちゃんと座って食べなさいよ」
A「座ってるもん。」
大貴「じゃあ食べてからぎゅうすればいいじゃん」
A「だって寂しいもん、大貴くんが私の知らないこと思い出してる間私ひとりぼっちでアイス食べるんでしょ」
何でこんな可愛いこと言うんだろう、
Aは付き合い始めてから自分の思ってることをちゃんと言ってくれるようになったし、
甘えきてくれるのが可愛くてすごく嬉しかった。
大貴「じゃああと5分待って。あと半分で俺の頭は入社式で出会った頃になるから。」
ふーんだ、と。
ぷいっとしながらも俺に抱きついたままのAの両肩を持ち、
目を見ながらお願い、と触れるだけのキスをする。
大貴「みかん味。」
みるみる顔が赤くなっていくAさん。
また俺にピトっとくっついたと思えばみかん味のシャーベットアイスをしゃりしゃりと食べる音がする。
あと少し待っててね。
アイスを食べてる彼女をぎゅっと抱きしめ
背中をとんとんする。
あの頃の俺の心臓をぎゅっと掴んできた君を忘れたくない。
こうやって思い出す時間も大切だな、
そう思いながら物思いにふけっていた。
あの後俺は高木さんと社長室に通う日々が始まった。
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いく(プロフ) - 楽しいお話、ありがとうございます。新作も楽しみにしてます！ (2019年10月8日 20時) (
レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 最後までキュンキュンがとまりませんでした！先輩と後輩お疲れ様でした！新作待ってます！ (2019年10月8日 17時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
あすみー(プロフ) - すごく面白くて何回も読んじゃいます。この作品大好きになりました。これからも頑張ってください!!! (2019年9月4日 20時) (レス) id: 070699b59e (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます！パパママ編もこちらで読みたいです！ (2019年8月21日 0時) (レス) id: 725a6d5822 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - わかりました！ありがとうございます！ (2019年8月6日 20時) (レス) id: 87395c27ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：naa
| 作成日時：2019年5月31日 12時
