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お店を出ると駐車場までほんの数メートルなのに
どちらからともなく手を繋いで。
ぎゅっと握られた手は彼の少し高い体温をわたしに伝えてくれる。
どうぞ、と助手席にエスコートしてくれるのは出会った頃と変わらなくて。
大貴「A、」
運転席に乗った大貴くんに腕を引かれてキスをする
余裕のなさそうな声にどきっとしながら
ちゅっと触れるだけのキスをして、おでことおでこをくっつけて。
大貴「俺いますげー幸せ。
三崎Aでの最後の1日どうだった?」
「明日から苗字変わるなんてあんまり実感ない、、っていうのが本音かなぁ。」
大貴「はは、そうだよなぁ。」
そう2人ででれでれしながら家まで帰ったけど。
やっぱり待ちきれない大貴くんは1年前と同じ。
エレベーターに入るなりキスを繰り返してきた。
ついばむようなキスをして、わたしの反応をみては楽しんでいて。
大貴「Aちゃん目がとろーんって」
「だって、だいきくんがっ、」
大貴「明日、することいっぱいだから。早く寝せたかったけど・・・やっぱ無理だわ。」
おいで、と手を引かれながら歩き家の鍵を開けて。
手招きされた先で何度もキスをして
お互いを求めあって。
"好き"をなんども伝え合うわたしたちは
付き合い始めた頃よりもらぶらぶなんじゃないかな、
腰に鈍い痛みを感じながらいつのまにか大貴くんの腕で寝てしまってて。
ぱっと目が覚めた隣に大貴くんはいなかった。
いつも私より先に寝てぎゅうぎゅう苦しくなるほど体に巻き付いてくるのに隣は空っぽで。
どこにいったんだろう?急に不安になって寝室を出るとリビングの電気が付いていた。
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いく(プロフ) - 楽しいお話、ありがとうございます。新作も楽しみにしてます! (2019年10月8日 20時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 最後までキュンキュンがとまりませんでした!先輩と後輩お疲れ様でした!新作待ってます! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
あすみー(プロフ) - すごく面白くて何回も読んじゃいます。この作品大好きになりました。これからも頑張ってください!!! (2019年9月4日 20時) (レス) id: 070699b59e (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます!パパママ編もこちらで読みたいです! (2019年8月21日 0時) (レス) id: 725a6d5822 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - わかりました!ありがとうございます! (2019年8月6日 20時) (レス) id: 87395c27ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:naa | 作成日時:2019年5月31日 12時