先輩と後輩 番外編 -Daiki.A-【完結】

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「涼介くんって大貴くんへの尊敬の眼差しがすごくて。一方的に憧れてていつかお話ししたいって言ってるんだ。この前も話す？って聞いたら外で上司待たせてるからって時間なくてね。」




有岡「・・・そか、」




「だからね、いつか話しかけられると思うけど私の友達だからぷいってしないでね。」




有岡「・・・わかってる。」




「ありがとう、


あとね、彼女いるから、涼介くん。」




尊敬とか憧れと聞いて悪い気はしない。




むしろいい気分だった。




山田はまだAのことが好きなんじゃないかって勘違いしてたし。




有岡「・・・眠い？」




「ん、だって激しかったんだもん大貴くん、疲れちゃった」




何言ってんだ、こいつ。可愛いやつめ。




有岡「いーよ寝んねして」




赤ちゃんをあやすように背中をとんとんする




規則正しいリズムで呼吸する音が聞こえる。




昨日眠れなかったのはAも一緒かな、




Aが眠りについてからその寝顔を眺めて




自分が眠りにつくまでの幸せで溢れる時間が本当に好き。




さり気なく左手の薬指を触ってみる。




細くて華奢で綺麗な指。爪の先まで愛おしい。




いつまでも俺だけのAでいてほしい。




周りにも自慢したいし、他の男を寄せ付けたくないから。






有岡「明日は半年記念のプレゼント、買いに行こうな」








＊けんか と やきもち fin♡

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