先輩と後輩 番外編 -Daiki.A-【完結】

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緋山「よっ！名取ー！遅かったじゃないの。」




名取「1人急変したんですよ。元気そうで何よりです。」




この師弟関係にあった2人の姿を見るとAが入社したばかりのころを思い出す。




せんぱいっ！なんて言って俺の後ろをちょこちょこ着いてきてたころが懐かしい。




なんて物思いに耽っていたらこんなことを言い出した、名取先生が




名取「そういえば今日会えましたか」




有岡「誰にですか？」




名取「サンプチューブ頼んで持ってきてもらったんですよ。君の彼氏さっき見たよって言ったら嬉しそうに前髪整えながら探しに行ってましたけど」




Aが、翔北に来てた、、？




看護師「彼氏？誰のこと？」




ちらっと横目で看護師を見ながらこう続けた




名取「嫌なものでも見たんですかね、泣きそうになりながらすごい速さで帰って行きましたけど。俺にも気付かず」




胸騒ぎがした。急に胸がぞわぞわして




看護師「は？彼女？」




さっきから口を挟んでくる看護師に藤川先生が まーまー、となだめている




緋山「うるさいなー、そんな仕事ができてイケメンだったら彼女の1人や2人ぐらいいるでしょ」




名取「こんなところにいていいんですか？」




助け舟を出してくれたのかもしれない




一刻も早く家に帰って誤解を解きたかった。




ごめんねって抱きしめたくて




有岡「すみません、またご一緒させてください」




そう告げて急いでバーを出た






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