先輩と後輩3 -Daiki.A-

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とめどなく溢れ出す涙は抑えられず




笑顔で話す大貴くんがかっこよくて、




妙に落ち着いていて。




久しぶりだからかお兄さん感出てて。




振られると思ってたから。まさかの言葉が多くて




どきどきして胸がきゅーっと痛かった。



幸せな痛みだった




.





「わたしも、だいきくんのことがすごく好きです。

今日帰ってきてくれてありがとう。お帰りなさい」




同じように笑ってみせた。




笑いながらでも涙はぽろぽろ溢れてきて








大貴「わー、緊張した！！俺振られると思ってたもん。」




「私こそ、誕生日に振られると思ってました。だって、成海さんって誰って結構はじめの方から思ってて、、幼馴染だったんですね。しかもお兄さんの奥さんだったなんて！彼女なのかなって、ヤキモチ焼いてました。なのになんでキスするのかなってずっとずっと考えてたんですよ、、！いつのまにかシアトルに行っちゃうし...」




緊張の糸が解けたのか、
べらべらべらべら喋るわたしに
はは、と笑った大貴くんは




有岡「もーさ、なんでそんなに可愛いの？はーぁ、




早くキスしたい。」




さらっとそんなことを言ってきて。




耳まで赤くなるのが自分でもわかる。




恥ずかしい、だってここはオムライスが美味しいお店なのに。




有岡「ほら、早く食べて俺んちに帰ろう？ケーキ待ってるよ」




また優しい笑顔で微笑んで胸がぎゅーーーってなる。




嬉しくて恥ずかしくて顔から火が出そう、、




胸いっぱいで食べれなくて。




有岡「食べれないなら俺にちょうだい。さっき緊張して味わかんなかった(笑)残したらお店に悪いからね」




そう、にこっと笑ってわたしの心でも読めるのかな、




わたしの分のオムライスまでぺろりと食べてしまった





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