先輩と後輩3 -Daiki.A-

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、



動揺が隠せない。帰ってくるなんて、誕生日に会えるなんて思ってなかったから




有岡「お疲れ様。」




格好も適当で、このお店にふさわしくない
休日スニーカースタイルだった。




座ってと手招きされて。
目の前には毎日会いたいと願っていただいきくん




「・・・ど、して」




有岡「ちょっとね。どうしても今日までに帰ってきたくて。藍沢先生にお願いしてあとオペ1件残ってたんだけど引き上げてきた。」




そうなんだ、




もう注文してるんだ、と。




すぐにあの時と同じオムライスとスープが運ばれてきて。




うまいなーやっぱ日本のご飯が1番うめぇ！と




久々に会うなりばくばく食べてる大貴くん。




私は緊張と目の前に大好きな人がいる事実に胸が高揚して
スプーンがすすまない。




よりにもよって、なんで今日なのかな、




話したいって言ってた話、されるのかな。




有岡「食べないの？」




「ん、・・・せんぱいに久し振りに会えたのが嬉しくて、あまりすすまなくて、」




1ヶ月ぶり、毎日長い長い１日を過ごしていた。




もう思ってることは全て言うって決めたんだ。




裕翔に背中を押してもらって、


名取先生にキャリア女子の典型だと言われ。


涼介くんに幸せになれって言われて。




もう決めたこと。




成海さんって誰ですかって。




彼女いるんですかって聞いて自分の気持ちを。




すき、のたった一言。




たったの2文字を伝えて終わらせるはずなのに。




有岡「そんな可愛いこと言うなよ、」




ぼそっとつぶやくせんぱいの口からそう聞こえた。







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