先輩と後輩3 -Daiki.A-

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あー、まだ終わらないな、、




せっかく誘ってもらったけど別の日にしてもらおう




電話を手に取り履歴から電話をかける




山田「もしもーし。おつかれー」




少しザワザワしてる電話越しに申し訳なさが大きくて




「ねーごめん。打ち込んでた資料消してしまってまだ終わらないの、、、日にち改めてもいいかな」




山田「おー大丈夫なの？今日中に終わりそう？」




「んーなんとか。」




山田「無理するなよ。また今度飯行こーな。誘うから。頑張れAちゃん」




優しいなー、山田さんって。




いつのまにか誰もいなくなってるオフィス




聞こえるのは雨の音だけで。




気分転換に給湯室でカフェラテを作ってみる。




せんぱいが好きなやつ、、、




はぁ、失恋か。




そう思いながらデスクに戻ろうとすると








私のデスクの横に誰かが座っていた。





「・・・・・・えっ、」





急に胸がドキドキして、強く強く脈打ってるのがわかる。




こっちを向かなくてもすぐに誰だかわかる。









その刈り上げた黒髪、太い首と喉仏。









？「あとどれぐらいかかりそう？三崎さん」









そう優しく落ち着く声で話しかけてきたのは





スーツを着て、メガネをかけて。







私の隣のデスクを使っていた人。









「・・・せん、ぱい」







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