先輩と後輩2 -daiki.A-

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背が高くて顔が小さい




モデルのような彼にぎゅっと抱きしめられる




嫌いになって別れたわけじゃないから




懐かしい気持ちになって楽しかった思い出が蘇る




「、どうしたの？」




裕翔「会いたくなったから。元気にしてるのかなって」




彼を家の中に上げるのは間違ってるかもしれない、




そう思い玄関で話を聞く




「元気だよ。裕翔は？大学頑張ってる？」




裕翔「なんか社会人の余裕みたいなの出てるね。同い年なのに大人っぽい。」




「そうかな。裕翔はずっと変わらないね。」




裕翔「それ褒めてる？嫌味？」




ははは、と笑いながら話す裕翔
久々の感覚に嬉しくて。



私も笑ってしまう




裕翔「・・・元気そうでよかった。」




あぁ、だめだ。私の大好きだった笑顔で今優しくされたら
昨日のことを思い出して泣きそうになる、




「裕翔、なんで来たの？」




裕翔「なんとなく。あれから半年経ったし。あの時寂しい思いさせてしまってごめん。」




なんとなく、なんとなく。




お互いもう違う人を思っていることはわかる。




でも、裕翔だから。




きっと、裕翔も私だから会いに来てくれたのかな。




そう思ったらぽろっと涙が落ちてきた。




裕翔「どうしたの。目も腫れてるし。俺のせいで前に進めないんじゃないかなって心配してた。」




「ふふ、大丈夫だよ、前に進めてるよ。前に進めてなかったのは裕翔じゃない？」




お互いにこっと笑って




裕翔「へへ、そうそう。ちゃんと顔を見て話をしないと前には進めないかなって思ってた。」




やっぱり裕翔は裕翔だった。
私たちは友達同士の時が一番良かったのかも。




「・・・あがる？」





裕翔「うん、話聞きたい。お邪魔します」









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