my girl 3 ーDaiki.Aー

71 ryosuke ページ22

yamada side




今日はもともとAとデートの約束をしていた




楽しみにしていたのに、昨日の今日じゃ気分は浮かない。




待ち合わせ場所に来た彼女は化粧で誤魔化しきれないほど目が腫れていた




山田「目、どうしたの？」




「腫れてるでしょ？昨日から目が痒くて、花粉かなー。こんな顔でごめんね。」




泣いたんじゃないの？


なんで何も言わないの。






嘘ついてるのはすぐにわかった。





言えないことでもあるの、



でもいつも通りのAだから、何もなかったのかな。







目的地について2人でぶらぶらして
普通のデートだった。



いつもと変わりない、普通の日常



手を繋いで写真を撮って、美味しいものを食べて



別れ際もいつも通り



山田「明日の予定は？」



「明日はね、雄也とおばあちゃんち行ってくる。海が見えて綺麗なんだよ。いつか涼ちゃんも一緒に行こ！」





彼女の目の腫れはもうおさまっていた

トレンチコートがよく似合う、

巻いてる栗色の髪の毛もかわいくて

いつも通りの日常だ。




でも違ったことがひとつ









「はあー！もうすっかり春のニオイだ！」





背伸びをしているA。









デジャヴ？





このシーンは昔見た記憶があるけど、、









あぁ、あの時か。





いつもと違うのは俺の方、




Aを家まで見送って



ある人物に電話をかける








山田「あ、もしもし。今から会えませんか？」








、

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