アイネクライネーDaiki.Aー (ページ41)

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ぴろんっと大ちゃんのスマホが鳴った。

『お、みんなが心配してるからそろそろ戻ろうか！』

ほら、乗ってとおんぶの体制をとる大ちゃん。申し訳ないけど体が熱くて頭が痛くて遠慮なく乗った。

『明日さ、朝からここ散歩しよう？6時半で。待ってるから』

「うん、朝歩いたら気持ち良さそうだね。重たいのにごめんね？」

へーきへーきと笑ってる大ちゃん。
こんなにも好きで溢れている。

想いを伝えてもいいのかな？

でもこの関係を壊したくない。
なんて考えてたら

那月「Aっ！！！！あんたはもう！何やってんのよ！！」

と、大ちゃんから私を剥がし抱きついてきた彼女

那月「いや待って酒くさっ！もー心配したんだから！今から花火だよ？できる？てかこれ着て！適当に服持って着たから。」

「ごめんね本当に。ありがとう！頭痛いからそこに座って見てるよ～～。」

残念だけど花火をする元気はなかった。
大ちゃんにもほら行って行ってと手を振った。

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