アイネクライネーDaiki.Aー (ページ38)

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「・・・んっ？」

『あ、起きた？？もーお前何やってんだよ、酒なんか飲んで。』

「・・・いっ！！！、頭痛い」

『そらそーだろ。気持ち悪くない？大丈夫？』

「、、、んんー。何も覚えてない。」

『ちょっと座るか。寒くない？

もう19時過ぎてんだわ。』

大ちゃんがおんぶしてくれてたみたい。

ここおいで。と大ちゃんが階段に座って手を引いた。大ちゃんの足と足の間へ。

らっこ座りってやつだった。

「………ねえ恥ずかしいよ」

『ん？今更どうしたの。笑
いーのいーの。2人だけだから。
Aの体が冷えたら大変。』

後ろから優しくぎゅうっとされる

大ちゃんって誰にでもこんなことするのかな？

わたしが幼馴染だから？妹みたいだから？

聞きたいことはたくさんあったけど・・・

「、、みんなは？」

『みんなお前のこと探して大変だったんだよ。

飲み物取りに行って戻ってこないからさ。

みんなには連絡したから。心配するな。』

「……ぁたし何も覚えてなくて……うぅっ、、」

『え！！なんで泣くの？笑

大丈夫、大丈夫。泣くことないよ。

記憶がなくて不安なんだろ。』

誰かに迷惑かけてたことが恥ずかしくて情けなくて。

ぽろぽろと出てくる涙を大ちゃんは後ろから綺麗な指で拭ってくれた。

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