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誕生日は決まって昼間は2人で過ごして
夜は家族で誕生日会をする、それが19年間続いて来たこと。
今までと違うところは今日は大ちゃんが運転する車で夢の国に行くことかな？
この日のために毎日運転の練習したんだってさ。
という私は髪の毛を巻き巻き。
よし、完了！
「お母さんお父さん大ちゃんと同じ日に産んでくれてありがとう！行ってきまーす！」
これも物心ついた時からかわらない。
誕生日に玄関を出るときは必ず大きな声でそう言うんだ
「大ちゃんおまたせー！っっってえええぇ？？どうしたのその髪の毛！」
『おせぇよお前。
昨日染めてパーマかけて来たの。
今日のためにね〜〜！って言うAも気合入ってんじゃんかよ』
「いやいや聞いてないよー！だから昨日会わなかったの？」
ふふっまーまーまーって笑う大ちゃん。
ほぼ毎日会ってるのに。だって家隣で部屋も隣同士ですから。
私の気合とは比にならないぐらいキラッキラ大ちゃん。イメチェンてやつか。
私たちは高校生の時から決まって誕生日に2人で夢の国に出かけるの。
今までは制服だったけど私服で行くのは初めてでリンクコーデってやつをしてみたの。
アーミー系のジャケットに大ちゃんは黒のスキニー、私は黒のミニスカ。白のスニーカー。
だいたい美容室に行くなんて聞いてないし、、、それなら私ももっと気合い入れたのに。
「てゆーか運転大丈夫なの？お？」
『お？じゃねーよ(笑)だぁーーいじょうぶだって。この日のために練習したの！ほら行くぞ！』
「あっ！忘れてた！せーのっ」
「『お誕生日おめでとうーー！！！』」
本当に仲がいい私たち。
あ、私まだ死にたくないから道中寝れないわ。
なんて助手席から言いながらはははと笑って
大きな声で2人が好きな歌を歌いながらhappyな1日が始まった。
ーーーーーーー19歳の春。
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作者名：naa
| 作成日時：2018年5月8日 0時
