【アスチルベ】 (ページ28)

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Aちゃん今日もお仕事お疲れ様でした

今日寒かったよねよく頑張ったね偉い偉い

なんて言って佑亮くんもお仕事で疲れているはずなのに

そんな顔一切見せず笑顔で私を迎えてくれる

それに加えてリビングのソファに着くなり

色違いで買った可愛いマグカップに

紅茶を注いで熱いから火傷しないでね

と言って私に渡してくれる

絵に書いたような理想な彼氏だとおもう

ほんとに私には勿体無い

ちょこんと隣に座ったかと思えば

「 Aちゃんと過ごすこの時間が何よりも幸せだなあ」

不意に照れる言葉を言ってくるから

私はいつも心臓が止まりそうになる

佑亮くんは何も考えてないで言ってるんだろう

横を見ると佑亮くんはマグカップを両手で

持って熱い紅茶をフーフーと一生懸命冷ましていた

うん、可愛いすぎる

『 .. 癒しだわ』

佑亮くんっておっきい犬みたい

例えるならゴールデンレトリバー

放っておけない感じって言うのかな

「なに.. 照れる見ないで .. 」

そんな頬を膨らませて睨んできても

可愛いだけなんだよ佑亮くん ..

ファン人達が見たら黄色い悲鳴だよ

『可愛くてつい』

「もう、いつも可愛い可愛いってさ僕かっこいいがいいんだけど」

『佑亮くんが男らしくなったらだね』

「ええ、じゃあ」

考え込んでいきなり立ち上がったかと思えば

私の目の前に来て佑亮くんの手が私の頬を包んだ

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