【東海】あいらびゅー！！【短編集】

本人登場。橙 ﾘｸ ページ20

Aside





.
「はぁ…」


早くてつやに会いたい。

今、彼は沖縄。沖縄映画祭に出演するためだ。もちろん私もニコニコでずっ〜と観てたんだけど。何だろう、めっちゃかっこよくて。…そしてなにより、彼との"距離"を感じた。てつやが出てきたときの歓声といったら。あの場所で一番輝いている姿を見たら改めて雲の上の人なんだって実感した。

それで何故か涙が溢れてきて我慢出来なくて。やっぱり私はてつやには似合わない女なんじゃないかなって、そんなネガティブなことしか考えられなくなって、そんな自分が嫌になって。

多分、今日てつやが帰ってくる。それまではTwitterの写真とか昨日のスクショで我慢しよう。

そう思ってしばらく見ているとまた涙が出てきた。ああうざい。視界がぼやけて彼が見えないじゃないか。止まれよ、涙。

そんなこと思っても全然止まらなくてむしろどんどん溢れてくる。


「〜っ、あいた、いよ…」


そう呟いた瞬間、視界が黒で包まれる。


「だーれだっ」


「……て、つや…！？」


まさかこんなに早く帰ってくるなんて予想もしてなかった。やばい、泣いてるの見られたかな。


「どしたん？」


「なんも、ない」


悟られたくなくて嘘をついた。胸がちくちく痛む。心配してくれただけなのにね。


「何もなくないでしょ。俺がAに会いたくてこんなに早く帰って来たのに泣いてんだもん」


優しい口調＋頭撫で撫でのコンビ技の破壊力は凄くて、口が勝手に開いて言葉を紡いでいく。


「っ、てつやが…皆にキャーキャー言われてて…距離、感じた…」


勇気を出して言ったのにふっ、と笑われる。酷いぞ！！


「俺はAと一緒に居るときはただの"小柳津徹也"だよ。"東海オンエアのてつや"じゃないから」


「っ〜…て、つや〜！！」


ぎゅう、と抱き着くと後ろにまわってくる手に安心して体を預けた。





.
思ってたんと違うぅ…

私は沖縄映画祭見れなかったんですが写真とか見る限りばりイケメンすぎて目がやられました。惚れました。

クール。緑→←かまってちゃん。橙

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す