青春のすべて (ページ30)

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彼女のカコー後編ーページ30

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そこからはもう、怒涛のように過ぎていく、地獄の日々でした

あの後里親は私を拘束し、即効の睡眠薬を投与され、私の記憶は途切れました

気づいたら、私は暗い場所にいて、目隠しされ、拘束されているんだと自覚しました

「゛お前、、、早すぎるだろ゛」

「゛申し訳ありません郷(きょう)さま。こいつに勘づかれ始めてしまった為、連れてきてしまいました」

それは紛れもなく、里親の声でした

「まぁ、いいだろう。この年頃でも悪くない。やるぞ。」

怖い。こわい。コワイ。

これからされることに対して、子供でも大きな不安を感じました

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私は汚れました

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どこで間違えたんだろう

分かりきった答えを自分の中で問い続けました

後悔あとを絶たず

あの時の自分を悔やみました

それでも、やむことなく行為は、幾度となく繰り返されました

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痛い。いたい。ヤメテ

泣き叫びながら、それでも笑う男達に恐怖を覚えました

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そんな夢も希望もない中で、私に、ある日転機が訪れたのです

「゛あなたがAちゃん、、、？」

その日は男達に何もされず、変だなと思いながらただ部屋の隅に蹲っていた私に、やわらかな声が聞こえました

「私はね、深華(みらん)。あなたの味方よ」

誰かお願いします。助けてください

もう、誰も信じられないような、極限の状態まできていた私は、すがるようにその人に抱きつきました

誰でもいい、誰か助けて

「゛うん。行こうね。゛」

そうして、私は深華さんに抱きかかえられて、真っ暗な闇から脱出したのです。

それから、深華さんの元で、私は今も過ごしています。

これが、私の今までの人生です

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