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1話 ページ3

あれ・・・なんでこんな事になってんだっけ・・

輝「どんなに取り繕ったって」

輝「君の本性は結局それだ。」

輝「ほんの些細な切っ掛け一つで途端に不安定になって生者に害を及ぼす厄介な死霊。」

輝「利口的で凶暴で、人の命を奪ったくせに自分の死は受け入れられずにいつまでも

此岸にしがみついてる。そういうの・・・見苦しいんだよ。」

っ!!

バリバリバリ

花「あ''あああ''ぁ!」

あれ・・・どうしたらいいんだろう。

花子くんが傷ついてんのになんで・・・焦りが無いんだろう。

早くしないと死んじゃう。

いくら花子くんが強い悪霊だってあれを何度も食らったら間違いなく消滅しゃうのに・・

足が

体が

心が

いうこと聞いてくんない。

輝「もう諦めなよ。何年も此岸にいたんだろ?君はそろそろ罰を受け入れるべきだ。」

花「は・・・ははは 罰?何?生きてる奴はみんなそうだ死ぬことが・・

消えることが・・一番の償いになると思ってる。ヒトゴロシの存在ひとつっきりで

償えるものなんて何も無いのに。」

花「だったら消滅なんてただの救いだ!俺にはまだ・・・ここでやらなきゃいけないことがあ
る!!」

!!・・・助けなきゃ。

動かなきゃ。

私には・・






まだ、やらなきゃいけないことがっ・・・・!!!!

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作者名:採奈 栗 | 作成日時:2018年9月27日 21時

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