悪戯 *マサキside ページ23
「Aさん、凄く寝顔綺麗でしたよ」
茶化すように言うと、貴方は少し頬を赤くしてはにかんだ。
そして白い指先をすっと持ち上げ、俺の唇の前でふっと止まった
「女性の寝顔を見るなんて、だーめ。」
「！」
緑色の瞳がすっと近くなる。
平均的には小さいAさんの体でも
体を起こすだけで、吐息が掛かるほどの距離になった。
薄紅の唇も、白い肌も。
全てが視界いっぱいになるほどの距離に。
手が届いてしまう距離に・・・
「もう私以外の女性の寝顔、見ちゃダメだからね」
Aさんの白い手が、頬に触れる。
表情にはまだ出ていないものの、心拍は段々酷くなっていく
微かに唇が震える。
「A、さ・・・」
「嘘だよ。」
貴方はただそれだけいうと、頬の手を頭へ移し撫で回した。
それはもう髪がグシャグシャになるくらい、まるで俺が犬かのように撫で回された
「なっ・・・！//」
「あはは、今日はいい日だよ！
朝一番にマサキ君がいじれて」
「・・・ ・・・」
「んー？怒った？」
「・・・もう、知りませんっ！！///」
「ははははは！！」
早朝６：３０ちょっと、早くもAさんの部屋が笑い声で満ちた。
「何が面白いんですか！怒りますよ！！//」
「あははは・・・あはっ、げほげほ・・・」
笑い過ぎてむせる貴方は、それでもなお笑い続けた。
そんなに面白いですか、このサディスト・・・
「さっきのマサキ君、いい表情してたなぁ。
キョトンとしちゃってさ。」
「からかわないでください！」
「ごめんごめん。あんまり可愛・・・」
「可愛いはダメです！！」
「ふふっ、そうだったね。」
さっきとは打って変わって、明るく笑い出す。
目も覚めてきたのか、大きな瞳を爛々とさせながら俺に微笑みかける
・・・何よりも綺麗な微笑みで。
「Aさんって、狡いですよね」
「やだな、ちょっとからかうのが好きなだけだよ」
「・・・はぁ・・・//」
「それに
こんなことしてあげんの、マサキ君だけだよ？」
「！//」
「私のお気に入りだからね。」
こういうのって、無意識なんだろうか？
その柔らかな微笑みと、幾度も出てくる言葉の誘惑に
いつまでも心拍が収まらない・・・
[気づかない内に、貴方という湖に引きずり込まれて溺れている]
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佐奈(プロフ) - 狩穂さん» うわぁぁぁぁ嬉しいです！！ガチにマジで！素敵だなんて...感謝感激雨嵐...更新頑張ります！その内続編も出しますのでそちらもお願いします！！ (2014年9月14日 21時) (
レス) id: d991105954 (このIDを非表示/違反報告)
狩穂(プロフ) - やっぱりこの小説ステキです〜(*´・ω・) 毎日、更新、楽しみにしてます(笑 (2014年9月13日 19時) (レス) id: f53fe779b4 (このIDを非表示/違反報告)
佐奈(プロフ) - 暇人です！さん» コメントありがとうございます！意外にってことはシリアス度が少し低かったでしょうか？でもはまっていただき嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2014年8月24日 0時) (レス) id: c702872890 (このIDを非表示/違反報告)
暇人です！ - 意外と面白くてはまりました！！ (2014年8月24日 0時) (レス) id: ae1125bdad (このIDを非表示/違反報告)
佐奈(プロフ) - 狩穂さん＞コメントありがとうございます！こんな小説でよければ頑張って更新率あげようと思います！楽しみにしてもらえて感激です！ (2014年8月19日 13時) (レス) id: d991105954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e2e95d529a1/
作成日時：2013年7月29日 22時
