６４ -CHANYEOL- ページ34
文化祭が終わって片付けをしていると、ジョンインがおもむろに教室から出て行った
あいつ、抜け駆けか！片付けしろよ！と思って教室からそっと顔を出して覗いていると
俺の後ろから女子の会話が聞こえてくる
「ねえ、どうしよ…」
「どうするも何も今しか誘うチャンスないよ！」
…俺かな？
でもごめんね、俺はAちゃんを誘うって決めてるから…
「でもジョンインくん今廊下出ちゃったし…」
「教室にいてもみんないるし恥ずかしいでしょ？行くしかないよ」
……ジョンイン？！
そう思ってる俺の横を素通りして廊下に出る女の子たち
てか、え！？見たら分かるだろ！ジョンインは今お取り込み中だよ！
と思ったけど、その女の子は気にせずジョンインの名前を呼び、Aちゃんはどこかに走り出してしまった
ジョンインはちらちら後ろを気にしながらもその女の子の誘いを断り、肩を落として教室に戻ってきた
扉のところにいた俺を見つけて「…見てたんだ」と呟くジョンイン
「な、なんでそんな落ち込んでんの？！」と聞くと
「やっぱ俺ダメだ…。Aちゃんに嫌われてる気しかしない…」とか言い出すネガティブジョンイン
とりあえずAちゃんが今どこにいるか、ジョンインと一緒にスジョンちゃんたちに聞きにいくと「しんどいから帰るんだって」と言われた
「俺のせいだよ」と言っているジョンインの思考はネガティブすぎて俺にはよく分からないけど
「ジョンインはいいの？！Aちゃんと花火見れなくて！誘う前に諦めんのかよ！」
「そんなのAちゃんが嫌でしょ」
「…そんなジョンイン俺だってやだよ！
もう知らねえ！Aちゃんは俺がもらう！」
煮え切らないジョンインの態度にイラついて、無我夢中で走り出した
とりあえず走って走って、校門のところでやっとAちゃんらしき人影を見つけた
息切れしながらもAちゃんの名前を呼ぶと、俺に駆け寄ってきてくれたAちゃん
「なんで、…そんなに慌ててきたの？」
「それ聞く？
…Aちゃんを後夜祭に誘おうと思って」
俺がそう言うとAちゃんは一気に顔を赤くしたかと思うと目を潤ませて
「私なんかといても、楽しくないよ？」
と今にも泣き出しそうな震えた声で話す
そんなAちゃんの手を俺は気付いたら握りしめていて
「…Aちゃんがいないと、楽しくないよ」
と言ってAちゃんの手を引いて校舎へと戻った
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みー(プロフ) - Baek.my only love★さん» コメントありがとうございます！TT少しでもおもしろいものを書けるように頑張ります！ (2013年9月1日 13時) (
レス) id: f5119a384c (このIDを非表示/違反報告)
Baek.my only love★(プロフ) - わぁ~♪なんか続きがすごく気になりますkkこれからも更新頑張ってください!!! (2013年9月1日 4時) (レス) id: e404b78288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
x他1人 | 作成日時：2013年8月31日 2時
