６２ -JONGIN- ページ32
午後の部がはじまってからも
“たまには素直にならないと！”
というルハン先輩の言葉がぐるぐると俺の頭を回っていた
休憩時間、どこにも行く気になれなくて一人で体育館前でゴロンと寝転ぶ
眠い…、ちょっと寝ようかな
そう思って目を閉じた
*
「ジョンインーーー！！！」
急に耳元で低い大きな声がして目を開くと、目の前にはいつものように笑顔のチャニョル
どれくらい寝てたんだろう…
てかチャニョル、なんでここにいんの
不機嫌そうな俺の顔を見て
「休憩時間あと１０分で終わるぞ！
ったく、めっちゃ探したのになんだよその顔〜」
とチャニョルは不機嫌そうな顔をし返した
かと思ったら「うぅ〜〜〜」と言いながら俺の横に同じように寝転ぶ
「何唸っちゃってんの」と言って笑うと
「なんかさー、俺ダメなんだ」と珍しくネガティブ発言をするチャニョル
「何それ。いつものハッピーウイルスは」
「それがダメなんだ。
…Aちゃんのこと好きすぎて」
「…は？」
「あ、今 “何言ってんだコイツ” って思っただろ！」
「いや、思ったけど…」
「Aちゃんの前になるとウイルス出せないんだよ…」
「ウイルスってコントロールできるんだ」
「…きっと俺はAちゃんウイルスにかかっちゃったんだ。
だから俺の本来の力を発揮できなくて、こんなとこでジョンインと２人で寝転ぶ羽目に…」
「…」
この話を聞いて、チャニョルは本気でバカなんだなと改めて思った
「んで、何が言いたいの？」
「え？まあ、とにかく頑張るってこと！
昼からは絶対にAちゃんを花火に誘う！
ルハニヒョンとジョンインには負けねーぞ！！！」
２人で教室に戻って、文化祭最後の接客をする
相変わらずの大繁盛で忙しかった
全部が終わってあとは後片付け、ってときに
そういえば今日一回もAちゃんに会ってないなと思って、気付くと２組へ向かってた
すると突然Aちゃんが教室から出てきて、俺はAちゃんの名前を呼んで思わず腕を掴んでしまった
「…ジョンインくん、どうしたの？」
ごめん、と言ってAちゃんの腕を握っていた手をパッと離す
俺だってチャニョルには負けたくない
「あのさ、…」
精一杯の勇気をふりしぼってAちゃんに
一緒に花火を見よう、と誘おうと決心した
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みー(プロフ) - Baek.my only love★さん» コメントありがとうございます！TT少しでもおもしろいものを書けるように頑張ります！ (2013年9月1日 13時) (
レス) id: f5119a384c (このIDを非表示/違反報告)
Baek.my only love★(プロフ) - わぁ~♪なんか続きがすごく気になりますkkこれからも更新頑張ってください!!! (2013年9月1日 4時) (レス) id: e404b78288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
x他1人 | 作成日時：2013年8月31日 2時
