５５ -BAEKHYUN- ページ25
文化祭を早退して家に帰った俺はベッドに転がって、天井を見つめていた
どれくらいの時間そうしてたか分からないけど、急に思い立って幼稚園から中学校までのアルバムを見ることにした
俺の隣にいるのは、いつもA
Aの隣にいるのは、いつも俺
それが当たり前のことだと思ってた
これからもAと俺とジョンデの三人でバカなことをして、笑い合ってるんだろうなと思ってた
でももしかしたらもう明日にはAの隣には他の誰かがいて
俺が今までしてきたことをそいつがして
俺が守ってたAをそいつが守ってるかもしれないんだなー…
自分の気持ちに気付くのが遅すぎた
早く気付いてたらどうにかなってた、って保証もないけど
こんなに悲しくて悔しい気持ちにはならなかったかな
ていうより、こんなに辛くなるくらいなら好きだって気付かなかった方がよかったんじゃない？
気付かなかったら、今まで通り普通にAのそばにいれたのに
気付いてしまった今は、欲ばかり出てくる
…人間って、どうしようもないな
*
その日珍しくジョンデから電話がかかってきた
今日、Aが泣いたらしい
原因はジョンインとチャニョル
ジョンデは包み隠さず今日のことを全部話してくれた
正直辛くて聞きたくなかったけど、話してくれたジョンデも俺と同じように辛かっただろうと思う
Aはほんとに俺のことなんかこれっぽっちも考えてないんだな、と思うと逆に清々しかった
*
次の日、いつもの時間にAを迎えに行く
「おはよう」「おはよう」
いつもの挨拶
「体調大丈夫？」と聞かれ「平気だよ〜」と言う
少しだけ嘘をついたみたいな罪悪感を感じる
ジョンデと合流するまでの道をいつも通り二人で歩く
進めていた足を急に止めてみると、それに気付いたAが振り返ってこっちを見る
「A。
俺、Aのこと好きなんだけど」
叶わないことなんて分かり切ってるけど、伝えるだけでもしておきたかった
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みー(プロフ) - Baek.my only love★さん» コメントありがとうございます！TT少しでもおもしろいものを書けるように頑張ります！ (2013年9月1日 13時) (
レス) id: f5119a384c (このIDを非表示/違反報告)
Baek.my only love★(プロフ) - わぁ~♪なんか続きがすごく気になりますkkこれからも更新頑張ってください!!! (2013年9月1日 4時) (レス) id: e404b78288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
x他1人 | 作成日時：2013年8月31日 2時
