35.祝福 ページ35
Ymmt side
だから、僕と、
付き合ってください。」
しばらくの沈黙の末。
「私で良ければ…！私も、山本くんのこと、
大好き…でした。」
そういって顔を赤らめるAちゃん。
可愛い。
なんだか僕も恥ずかしくなり、話をそらす。
「ねぇ、見て。東京のオフィスからでもね…、こんなに夜空が綺麗なんだよ…。」
「本当。綺麗…！」
「あ、でも、Aちゃんの方が綺麗だけど。」
「あ、あ、ありがと…。」
しばらくそのまま夜景を眺める。
しかし、今は2月。
だんだん体が冷えてくる。
「寒い…。」
そんな言葉を聞いて、僕は足元にある紙袋を
手に取る。
今しか渡すときはない。
紙袋からそっと、赤いマフラーを取り出し、
Aちゃんに優しく巻いていく。
「山本くん…？これって、あの時の。」
「そう。いつか、大事なときに、渡そうと思って。」
「ありがとう！」
そういってにっこり微笑むAちゃん。
「うん！じゃあ、そろそろ戻ろっか。」
そういってベランダのドアを開けた瞬間
『パーンッ!』
「「「「「「おめでとー！」」」」」」
ええ？何これ？
伊沢「やっと付き合ったか。
ま、頑張ったな、山本。」
渡辺「おめでとう！」
福良「やっとだねー。幸せになれよ？」
須貝「ついに俺の推しも彼氏ができたか…」
河村「おめでとう。」
え、報告してないのに！
「何で…知っているんですか…！」
「「「「「そりゃあ、ね！」」」」」
何これ。
ホントにわかんないよ！
福良「周りからみたら、山本がAちゃんの
こと好きなの、バレバレだったからね。」
伊沢「AちゃんもAで、
気が付かないのおかしいけど。」
そうだったんだー…。
ちょっと恥ずかしくなってAちゃんのことを見ると、Aちゃんはものすごく
赤くなっていた。
あー、可愛い。
ずっと眺めてたい。
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KARENN(プロフ) - 評価、コメント、お気に入り登録待ってます… (2020年11月23日 10時) (
レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
KARENN(プロフ) - こんにちは。KARENNです。ここまで読んでくださって、ありがとうございます！初投稿なのですが、私の想像以上の方にお読みいただいて、本当に嬉しいです。頑張って更新しますので、よろしくお願いします！ (2020年10月16日 7時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KARENN | 作成日時：2020年10月11日 15時
