27.不安 ページ27
side you
もう、嫌だ。
何もかも、嫌いだ。
私はやっぱり、必要じゃない。
いらないんだ。
いてもいなくても変わらない。
自分が悪いのに。
何でこんなに傷付いてるんだろう。
馬鹿馬鹿しい。
いつものように動画を見て、コメントにさっと目を通したら、こんなコメントが目に入った。
Ggggg札木とかいうやつ、いらねー
Hhhhh何で出るんだよww邪魔
これが、世間からの私の評価だ。
だから、だから、正しいのだ。
そう。
もともと私は世界で必要とされない人間だった。
もういいや、と家を飛び出し、土砂降りの中を走り続けた。
息が切れてきて、ふと周りを見るとそこは私の知らない場所だった。
近くに見えた公園へ入り、ベンチに座る。
これからの事なんか、考えたくなかった。
今が楽しかったから。
でも。
もう、この人生と、私自身とけりを着ける覚悟は出来た。
決闘は明日。
明日まではこの辛い世界を生きていかなければならない。
そんなことを思いながら雨に打たれていた。
すると突然私の周囲だけ雨がやんだ。
驚いて顔をあげると、
そこには
山本くんが、私に傘をさして、立っていた。
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KARENN(プロフ) - 評価、コメント、お気に入り登録待ってます… (2020年11月23日 10時) (
レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
KARENN(プロフ) - こんにちは。KARENNです。ここまで読んでくださって、ありがとうございます！初投稿なのですが、私の想像以上の方にお読みいただいて、本当に嬉しいです。頑張って更新しますので、よろしくお願いします！ (2020年10月16日 7時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KARENN | 作成日時：2020年10月11日 15時
